金沢小旅行『21世紀美術館』編

6/8.9と、親の記念日旅行に付き合って、一泊二日で金沢へ出かけてきました。

金沢を訪れるのは、ほぼ初めて。(高校の修学旅行で行った気がするが、何も覚えていない。。)

着いてすぐに、念願の『金沢21世紀美術館』へ。
この美術館の建築やコンセプト自体に興味があって、ずっと行きたいと思っていたが、なかなかその機会がなく、今回やっと。しかも今は、これまた見てみたかった建築家・中村好文さんの企画展『中村好文 小屋においでよ!』も開催中とあって、絶好のタイミングでの訪館となりました。

『Hanem Hut』と名付けられた、幅3×奥行き4mの小さな小屋には、リビング、キッチン、バス、トイレ、ベッドと人一人が暮らすのに必要最小限な機能とアイテムが備わり、それでいて空間的な圧迫感は感じさせない。何を我慢するでもなく、その空間での快適でおしゃれな暮らしが容易にイメージできました。

僕も、ここまで小さくはないけれど、小さな平屋を自分で手を入れながら住んでいるので、空間の効率的な使い方や要るもの要らないもの、汎用性のアイデアなど、細部までヒントがいっぱいでとても勉強になりました。

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▲ 本や衣類、キッチンツールなどは中村好文さんの私物だそう。人の本棚見るのって結構好き。
▼「蔦って取ったときに跡残るからね〜」とネガティブに言われることが多いが、これはこれでいい雰囲気な板壁。
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同じく開催中の、開館10周年記念『レアンドロ・エルリッヒ – ありきたりの?』も、とても面白かった。▼ これだけで21世紀美術館とわかる代名詞的な作品『スイミング・プール』
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美術館という通常特別っぽく扱われる場所が、街に溶け込んでいて、生活に身近な存在である感じがとてもよかった。松本市美術館もけっこういいんだけど、ここには全然敵わないな。

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