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金沢小旅行『レトロ建築』編

松本と金沢は、街としての近似点が多い気がする。
古い街並み、落ち着いた雰囲気、歴史に育まれた文化、それらどこか近いものを感じる理由として、「お互い城下町だから」と大雑把に言い切ってしまっても、まぁ間違いではないと思う。

ただ、「古さ」という点で見れば、残っている広さも数も圧倒的に金沢の方が上。さらにその「品」や「格」を見ても断然金沢が上。金沢と聞くと、よく「加賀百万石」という言葉を思い出すが、いい機会と思い調べてみたら、それと同時代、松本は「八万石」程度、、。
完全に納得。ちょっとだけ悔しいと思っていた気持ちも何処かへ消えてしまった。

歴史はさておき、近年の松本と金沢の似ている点とすると「古い建築を活かした街づくり」がその一つとして挙げられると思う。
その「古い建築を活かした街づくり」も大きく二つに分けることができる。一つは「文化財クラスの建築や古い街並みを保存・再生・開発する行政主体のもの」、もう一つは「これまでほとんど価値を見いだされなかったC級もしくはD級クラスのレトロ建築(ボロ建築まで含む)を使って、個人がセンス良く商売をしたり暮らしたりする形」。(※すべて個人的な見解です)

僕が興味があるのは、もちろん後者の方。その価値観は、若い世代を中心にもうわりと一般化していて、ここ数年は、観光資源としての可能性さえ具体的に感じさせるようになってきた。

金沢は、本当に格好いいレトロ建築・ボロ建築が多く、しかもそれをセンスよく活用している好例もたくさんあり、紹介しきれませんが、写真だけでもいくつか。

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▲ トップ画像にもある『オヨヨ書林』さんが入っている建物(建物右側)。引き寄せられるように入ってしまう店構え。並んで建物左側角は『ひらみぱん』さん。

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▲ 建物自体は使われてなさそう?だったけど、植物はちゃんと手入れされていた。
▼ 重厚なレンガ建築。エントランスレリーフと二階のコーナーバルコニーが素敵。
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▲ 木造三階建てもよく目に付いた。こんな凝った造りの商家は松本にはない。

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▲ こんなお洒落な八百屋が松本にあったら毎日通ってしまうな。新堅町の『松田久直商店』さん。

▼ 金沢は水辺の使い方も上手。街の強みをよくわかっている感じ。
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月曜日はお休みの店が多かったし、時間的に行きたくても行けなかったお店もまだまだたくさんあります。今回の旅行で、金沢は、距離的にも気持ち的にも、僕の中でずいぶんと身近な街になれた気がするので、また近いうちに再訪したいと今から考えています。